フィリピンではあまり見ない街並みが広がるサガダ
フィリピンと言えば、どこでも同じみの景色が広がりジョリビーの看板に安心感を感じている自分がいるほど必ず街にはジョリビーが2,3店舗、いや、それ以上ある。
ジョリビーに限らず、マクドナルド、ケンタッキーを始めとするファーストフードのお店が軒を連ねどこも同じような風景になることが多いんだけどサガダは違った。
歩いても歩いてもジョリビーが見当たらない。ここはもしかするとフィリピンじゃないのかも知れない。そんな気持ちにさせてくれるアジアな雰囲気満載の通り。
僕がサガダを訪れた2月はいい時期だったのかな?それとも、ずっとこんな調子なのかな?街のメイン通りには大量に露天商が店を出して大賑わいだった。
もう一つ違うのが、イヌおっきくない?
フィリピンのイヌはだいたい小さくてガリガリで人間をとても恐れているんだ。サガダのイヌはやたらとデカくてまん丸で人間を全然恐れない。もちろん危害も加えないというか全体的に野良犬風だけど人に飼われているような印象を受ける。
食い倒れの街、サガダ
これもフィリピンではなかなか見ない光景で驚いた。
なんと菓子パン(ピザパン?)が売ってる。おいおい、冗談だろう、、オシャレ系の食べ物はモールの中の最近できましたって雰囲気まるだしのカフェでバカなの?って聞きたくなるような値段で売ってるのがフィリピンの相場。なのにサガダときたら街のボロい雰囲気の普通のお店で菓子パンが売ってる。ナニコレ。
菓子パン程度で驚くのはまだ速い。なんとサガダにはクレープ屋さんがあるんだ。しかも、モールの中にあるプラスチック丸出しなやたらと原色が似合いますって感じの店じゃない。昔からここにある気がしてくるいい感じに古くてチープなクレープ屋さんがサガダにはある。
お値段は、一番お手頃でシンプルなシュガーが60ペソ。何かとフィリピン感覚が体に染み付いている僕なので安い!!っていうほど安くはないと思うんだけど、それでも高くないよね。60ペソだもん。
陽気なお兄ちゃんが焼いてくれた。クレープの中身は至ってシンプルでシュガー。この素朴さが最高にハマったサガダのクレープ。
手慣れた感じですぐにできたよ。あと、日本人が好きなのかフィリピンあるあるなんだけどやたらと日本語で話かけられた。アニメの影響はサガダにまで届いているらしい。フィリピンの若い世代はアニメで日本語を覚えるのか、挨拶程度ならわりとみんな日本語を話せたりする。
サガダと言えばヨーグルトらしい。
サガダで有名な食べ物といえばヨーグルト。それぞれ家庭の味があるらしくて自家発酵させているんだってさ、なんだかカスピ海ヨーグルトって一時期流行ったじゃん?牛乳にちょっとヨーグルト入れておくと全部ヨーグルトになって一生、ヨーグルトに困りませんってあれ。アレがサガダにある。
そして、驚いた。間違いなくサガダで食べるヨーグルトは人生で一番美味しかった。フィリピンで美味しい食べ物に出会えるなんて感動した。僕が手に持っているヨーグルトはウベ(紫イモのヨーグルト)ねっとりとした濃いめのヨーグルトでとにかく甘かった。
サガダにはヨーグルトハウスって有名なお店があるらしいんだけど、路上で食べるヨーグルトがこの味なんだったらお店で食べるヨーグルトはどんな味なんだろう。。
ラスタカラーに染まるサガダ
そして、サガダでは至る所でラスタカラーを見つけた。同じフィリピンだと常夏のセブ島の方がジャマイカっぽくてラスタカラーが似合いそうな感じがするけど、まぁまぁ気温も低いこの山間の街、サガダでなぜ?
ボブ・マーリーもいたるところで聞けたな。サガダの街の人はレゲェが好きみたいだ。フィリピンはダンスホールミュージックが爆音ってイメージだったんだけど、これもサガダに来て変わった。
サガダの人はいい感じの音量でレゲェをかける。
小さな小道の先にイカした雰囲気の店を見つけた。
ここは、外にサガダの街を見れるテラス席があってさ、そこでCOFFEE飲みながらゆっくりしたいなーと思って何度か行ってみたんだけど一度もテラス席が空いてなかったんだよね。
また、機会を見つけてサガダに来ることができたら是非この店のテラス席でのんびりしてみたいなぁ。料理も抜群に美味しそうだったし、ここにも自家製ヨーグルトがあるかも知れない。