2022年5月31日に日本・福岡国際空港からフィリピン・マニラのニノイ・アキノ国際空港に入国したのでその際に準備した書類や渡航前、当時のスケジュールについてお話します。
はじめに
男性の単身渡比
荷物は手荷物1つと20キロの預け荷物1つ
VISAの区分は9G
セブ・パシフィックで福岡ーマニラ便を2022年3月1日に購入しましたが2度ほどフライトがキャンセルされ渡航日の変更が必要になりました。
セブパシフィックを選んだ理由は比較的安いチケットを見つけたからですが時期によっては乗客が集まらずキャンセルが繰り返されているのかもしれません。
渡航スケジュールを何度も変更するのは利用者としてあまり現実的ではないので金額よりもスケジュールを重視する場合はセブ・パシフィックよりも比較的安定しているフィリピンエアラインの利用を強くおすすめします。
2022年5月31日に実際に搭乗した5J992便の様子は、至って平均的な人数(私の肌感で多くもなく少なくもなく)の乗客でフィリピンの方が多かったように思います。
1、フィリピン入国に必要な書類
2、フィリピン入国までのスケジュール
3、フィリピン入国当日のスケジュール
4、フィリピン入国まとめ
1、フィリピン入国に必要な書類
失効まで半年以上の有効期間があるパスポート
旅券
帰りの旅券
One Health Pass
ワクチンの接種証明書
PCR検査、および指定されたその他の検査の証明書
海外旅行保険(最低補償額3万5,000米ドル)への加入
こちらが必要でした。
パスポート、旅券、帰りの旅券が必要なのはパンデミック前からですので特に説明が必要ないと思います。
少し前までは追跡用にTrazeアプリの登録なども求められていましたが今は必要ありません。徐々に必要な書類が簡潔になっていますね。
One Health Pass
簡単に登録出来ますが、肝いりなのかやたらと登録を確認される機会が多いように感じました。
今回、必要な書類の中では最も重要視されているのがこのOne Health passで、登録後にバーコードが記載されたウエブページ全体をスクリーンショットして携帯に保存しておけば私の場合は問題ありませんでした。
日本からの出国の場合は利用される空港のカウンターで登録を必ず確認されると思うので用意を忘れることはないと思います。入国したマニラの空港でも入国検査前にOne Health passの登録カウンターが設けられ複数の担当者さんがいました。登録時に必要な書類なども特になかったと思うのでアプリの操作などなれない作業はありますが比較的にスムーズに行えると思います。
ワクチンの接種証明書
ワクチンの接種証明ですがマイナンバーカードをお持ちであれば日本で接種証明書アプリの登録が出来るので事前に準備をおすすめします。
表示されるQRコードのタイムリミットが表示されておりネットがない環境で正しく機能するのか不安でしたが問題ありませんでした。また、何かと紙好きなフィリピンですが日本からの入国者も多く、すでに見慣れたアプリなのでしょう、空港で紙で書類の提出を求められたりアプリの表示を不審がられたりすることはありませんでした。
PCR検査、および指定されたその他の検査の証明書
すでにブースター接種を終えていれば必要ありません。
また、ほとんどの方がブースター接種を終えているのか僕の担当をしてくださった方は検査の証明書にあまり関心がなさそうでした。チラッとみておしまい。僕は、福岡空港内にある、木下グループPCR検査センターで、渡航当日に抗原定性検査(鼻腔ぬぐい液を用いた速報型抗原検査)をうけ、有料でパスポート番号入り検査結果通知書を発行してもらいました。
有料の検査結果でなければ、検査時間の記載がない?パスポートなど個人を特定するIDの記載がないなど海外では信頼性に欠ける書類内容となってしまうようです。
こちらは証明書がメールで送らてくるのですが不安だったので空港内でプリントアウトしました。
余談ですが世界中から様々な方法やフォーマットで記載された書類で個人の検査結果を入国前の限られた時間で正しく確認するのはかなり難しいように思います。あくまで私の肌感ですが、検査結果よりも、検査結果が正しく書かれた紙を持ち、担当者が不安を感じないやり取りができればOKのような気がします。なので、検査方法、検査結果、検査をうけた詳細な日時、個人を特定する国籍、パスポート番号、ハンコやサインぽい誰かが証明してくれる感じがするマークがついた紙を英語書式でもっていれば大丈夫。
海外旅行保険(最低補償額3万5,000米ドル)への加入
5月26日発表、5月30日施行の案内では外国人も保険への加入は不要になったようですね。
僕が福岡空港を利用した5月31日現在ではまだ空港チェックインカウンターで保険加入の有無を確認してましたが、今はすでに終えているかもしれません。
在フィリピン日本大使館に在留届を外務省のサイトを通して提出しているので入国の再などに必要な書類の変更などあれば随時メールで情報をアップデートしてくださり便利です。
ただ、その日本語のわかりにくいこと。。。
メールの文末には、
4 本件に関する問合せ先
上記の内容はフィリピン政府の発表によるものであり、その解釈等はフィリピン政府の専権事項となりますので、より具体的な内容等については、フィリピン入国管理局、フィリピン検疫局、在日フィリピン大使館等にお尋ねください。
なお、フィリピンへの入国が許可されるか否かは、フィリピン入国管理局等のフィリピン政府の裁量となりますので、その点も併せてご留意ください。
https://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00866.html
と書いているので、あくまで参考にするしかなさそうでして情報に確信が持てないのはいつもヒヤヒヤとさせられるところですね。
2、フィリピン入国までのスケジュール
ワクチンの接種のみ入国の14日前に2度目のワクチン接種を終えていることと記載があるので事前準備が必要ですがその他は前日もしくは当日に準備なさっても間に合うような内容でした。
5月に出されたアナウンスでは、ワクチン未接種もしくは一度の接種でも隔離に従えば入国が出来るような記載を見つけたのですが正しくはフィリピン人のみに限るようで外国人の入国は今でも完全なワクチンの接種(2回)が求められます。
One Health Passー入国2日前から登録可能、おおよそ10分程度終える内容
ワクチンの接種証明書ーマイナンバーカードが手元にあるとスムーズ、その他の場合はお住まいの役所で発行が必要なため各市町村に問い合わせが必要
PCR検査ーおよび指定されたその他の検査の証明書、検査場が空港内にある場合は、当日の検査で十分間に合う
3、フィリピン入国当日のスケジュール
出発時刻が3:20分だったので、1時間前の2:20分にはチェックインしたいと考えていました。
おそらく2時間もあれば慣れないPCR検査も無事に終えれるだろうと12:00分に空港に到着し、まずは国内線ビル内にある(福岡空港は国際線と国内線の離発着場が結構離れている)木下グループPCR検査センターを探し、予約表を見せる。
その際に事前に申し込まなければいけないパスポート番号入り検査結果通知書の申込みが出来てないことを指摘され再度申し込み手続きを行う。
日時によっては混み合い予約優先の場合もあると思いますが、利用当日は比較的スムーズで予約も特に必要なかったのかもしれません。
12時に空港建物に到着し、木下グループPCR検査センターを探しながら空港内をうろうろと30分、おそらく検査を終えたのが1時前で検査結果は20分ほどでメールで送られるとお伝え頂きました。
メールを確認後、セブンイレブンのネットプリントを利用し念のためにプリントアウト、
One Health Passーアプリ
ワクチン接種証明書ーアプリ
PCR検査証明書ー紙
とすべてが準備出来たのが2時ごろでチェックインカウンターでチェックインを済ませ、搭乗までに昼食を見送りに来てくれた妻と子供と取る時間もありました。
ただ、国際線側の建物はレストランがすべてしまっており食事が出来ず国内線側に一度戻る必要がありました。
フィリピン入国
入国も非常にスムーズで、入国検査前にそれぞれ用意した書類を確認する簡易のカウンターが手配され軍人の方々がその業務にあたっていました。
皆さん軍服なので慣れない雰囲気に少し緊張感は感じましたが書類の確認などは至って簡素でインタビューなどのコミュニケーションもなく心配ありませんでした。
*隣のテーブルの担当者さんからオカダ?オカダ??(カジノ)と冷やかされていましたがニコッと愛想を振りまいておきました。
書類の確認がすべてできれば、(その際に登録などされているのでしょうか?よくわかりません)いつも通り入国検査を済ませて預け荷物を受け取りそのまま出国です。
僕は、8時にセブに向かうフライトを控えておりそのままterminal3の一回から国内線発着カウンターがある2階へあがり、チェックインを済ませて重い荷物を預け、3回のフードコートで時間を過ごすことにしました。その際に空港内で食べたフランチャイズ系のお店の800円近くするチキンとご飯のクオリティがフィリピンらしくて歓迎されている気分でした。
4、フィリピン入国まとめ
いかがだったでしょうか?
こちらが2022年5月31日最新版のフィリピン入国レポートになります。
ワクチン、抗体検査、One Health passへの登録と以前よりはやることが増えていますがブースター接種をされている方であれば抗体検査も必要ありませんし、以前のようにワクチンの接種に関係なく出入国が出来る日も近いように感じました。
改めてフィリピンを訪れて感じるのはたった4時間飛行機で移動するだけで目の前の景色や関わる人達がこんなにも変わるのかと驚かされます。
もしかすると、日本から最も近い、最も異なる文化を持つ国がフィリピンかもしれませんね。
では、皆さんの安全で快適な渡比を願っています!